過払い金請求

今回のテーマは「過払い金請求」です。

この言葉。聞いた事があるでしょうか。 過払いとは一言でいうと、払い過ぎたお金のことです。

約9年前になりますが、貸付に関する法律が改定されました。 それによって貸出金にかかる利率の上限が引き下げられました。

それまで改定された利率の上限以上の利率で利息を支払っていた方の利息に誤差が生じてくる様になったのです。

その誤差を「過払い金」と言い、債権者に請求する事を「過払い金請求」と言う様に呼んでいます。

テレビやラジオで「払い過ぎた利息が戻ります」というコマーシャル、誰もが聞いたことがあると思います。 この法律が改定された事で、今までグレーゾーンと言われていた金利問題に風穴が開きました。

グレーゾーンの金利で支払っていた利息は、「みなし弁済」という考え方あり、みなし弁済は、債務者が高い利息だと認識して支払っていた利息は有効とする。という規定が厳格化されたのです。

厳格化されたことにより、規定に合わない部分は支払わなくても良い利息であるとされた為、それを債権者に請求できる様になったのです。

といっても、請求をすれば直ぐに過払い金が返金されるのかと言うとそういう事ではなく、過払い金の請求をする為に色々と書類を用意しなくてはなりません。

まず債権者にも通知して、支払履歴を開示してもらわなくてはいけません。 履歴を確認したら、次は、返済金を元金の部分、利息の部分に分けます。 要するに、一つの貸し出しで、いくら利息を払ったのか?を計算するのです。

次に、利息制限法で計算した場合の利息総額を計算します。 実際に払った金額から利息制限法により総額を引いたものが、過払い金です。

そうそう、忘れてはいけない重要なことがあります。 過払い金の請求は10年を超えると出来なくなります。 言い換えれば、10年以上前の返済については、請求できない。ということになります。

誤解しないでいただきたいのは、時効は債権者との最後の取引から10年間と言うことで、そこから10年間は過払い金請求ができ、それ以降は請求が出来なくなると言う事になります。

また、クレジットカード利用だとしてもショッピングの場合はあまり適用されず、キャッシングの場合に適用される事が多いので、自分に過払い金があるのかは確認が必要です。

過払い金は債務整理ではありませんが、借金が減額になる可能性があるので、任意売却の前に検討することをおすすめします。

この過払い金請求は、個人で請求する事も可能ですが、債権者との多数に渡る交渉、裁判、書類作成等、面倒な事がたくさんあります。 そのため、個人でやるには時間と手間がかかるという点がデメリットです。

過払い金請求は出来れば弁護士や司法書士と言った専門家に依頼するのが一番効率がよいでしょう。 当事務所では、過払い金の返還業務に長けた専門家のご紹介もしています。

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